オリンピック開催延期?大会関係者や選手らの意見〜まとめ〜


・東京五輪の開催延期を要請 by米国水泳連盟、米国陸上競技連盟(3/21)

・公平な条件の下で選手が五輪まで到達できない。 byスペイン・オリンピック委員会会長ブランコ氏(3/21)

・「IOCはオリンピック延期の選択肢を全力で精査するべきだ」と要請する声明を出した。byフランス水泳連盟(3/21) 

・オリンピックの通常開催が議論されることは大きな誤りだ byイタリアオリンピック委員会の会長を長く務めたペトルッチ氏(3/21毎日)

・この状況が4月まで続いているならオリンピックを通常通り開催するという話をするのはばかげている。byイタリア水泳連盟会長バレリ氏(3/21毎日)

・アスリートが十分に練習できていない状況での開催は、アスリートファーストではない。延期すべき。 byJOC理事、ソウル五輪女子柔道銅メダリスト山口香氏(3/21Jcat)

・安倍首相は東京五輪の延期や中止についてまだ決めていない。日本はとても美しい施設をつくったのに、予期せぬものに見舞われた。安倍首相がどう決断するか分からないが米国は受け入れる。 by合衆国大統領ドナルドトランプ氏(3/21東京)

・「新型コロナウイルスの状況が世界規模で終息するまで、東京オリンピックを開催すべきではない」との要望文書を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に対して送った  byノルウェー・オリンピック委員会(3/20)

・「IOCは人類の状態を考えると、鈍感で無責任であると思います」と今夏のオリンピック通常開催を目指すIOCに対して自身のTwitterで批判を表明 byIOC委員ウィッケンハイザー(カナダ元アイスホッケー代表)氏(3/17)

このように、関係者や選手自身らからもオリンピックの通常開催を疑問視する声が出始めている。少なくとも、各国で開催を予定していた五輪予選が相次いで中止、延期となっていることから、各競技の予選システムの見直しが課題。 IOCのバッハ会長によると、3/17現在、全競技のうち代表選手が決まっているのは55%だという。
新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、世界各地で予定されている五輪予選はスケジュールの変更を余儀なくされ、このままでは選考にあたって大きな混乱をきたす可能性が高まっている。

また、各試合の開催のタイミングに合わせ、自身の精神力と体力の限界のところでトレーニングや調整を続けている選手にとって、予選のスケジュールの変更や変更されるかもしれないという状況では継続は困難であると言わざるを得ない。また、各予選の場所や開催時期の決定には、選手や開催国ごとに情報の格差が生じている。トレーニング場所の閉鎖や外出禁止令などが出されている状況が異なっており、自前でトレーニングを続けられる環境にある選手だけが有利な状況となっている現時点ですら、“通常通りの開催”は既に達成できていない状況に入っているともいえる。


もちろん、開催国としては現在のところ開催延期や中止は避けたいというのが本音であるが、開催国の本音だけで進めても、他国や関係者や選手らが同調できる各国の体制が伴っていないと実現は難しい。いずれにしても、決断の時は既にロスタイムに入っている状況なのかもしれない。


オリンピックが開催延期となる可能性について

・新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年の東京五輪の開催について延期論が拡大している。
トランプ大統領の「1年間延期した方が無観客でやるよりもいい」との大統領自身のツイッター発言ほか、日本政府の「国際オリンピック委員会(IOC)は予定通り開催と判断できるだろうか」との疑問を呈している。(朝日新聞2020年3月13日ほか)

・日本政府によると、首相は「コロナウイルスとの闘いに打ち勝って、五輪を成功させたい」と伝えた他、菅官房長官は記者会見で「政府としては予定通りの大会開催に向けて、準備を着実に進めていく考えに変わりはない」とした。一方、安倍政権内でも延期は避けられないのではないかとの見方が出ており、「国際オリンピック委員会(IOC)は予定通り開催と判断できるだろうか」と疑問を呈したなど、東京五輪の開催について疑問視する声が上がり始めている。(朝日新聞2020年3月13日ほか)

・アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が懸念されているこの夏の東京オリンピックについて「無観客など想像できない。1年間延期したほうがよいかもしれない」と述べ、開催の延期もやむを得ないという考えを示した。(NHK:2020年3月13日)

・2月下旬の時点では、IOCで最古参のパウンド委員が「開催可否の判断は5月下旬が期限」「1年延期も不可能ではない」との見解を示した経緯がある。(時事2020年3月13日ほか)


オリンピックは延期や中止となるのか

これら報道を受けて、本当にオリンピックは開催されるのか、またオリンピックは延期となるのか、もしくはオリンピック中止となる可能性はあるのか。様々な憶測が出されているところであるが、コロナウイルスの拡大の予測や封じ込めの早期対策が難しいことなどから、延期や中止の可能性は十分にあると考えざるをえない。



延期や中止になった場合に購入したチケットはどうなるのか!?
公式には現在のところ、オリンピックが延期や中止になるとは想定していないということになっている。よって購入したチケットがどのようなキャンセルの取り扱いになるかは明示されていない。
過去の例から推測すると、例えばオリンピックのマラソン開催地が札幌に変更された際には、マラソンのチケットを全額払い戻す決定をしていることから、同様に全額払い戻し扱いとなることが考えられる。

しかし、仮に一年延期とした場合に、キャンセル扱いしたチケット保持者に優先的に1年後のチケットに振り替えることが可能となるのか、また、一年後への振り替えと全額キャンセルをどのように選択できるのか、など、具体的な検討を行うには延期した場合の競技日程を確定する必要があるとも言え、多方面への再調整が必要となる。 また延期または中止をアナウンスするには、2020年5月までがリミットともいわれている。

各国の新型コロナウイルスの状況について

感染が確認された人数が世界で12万人に迫り、WHO(世界保健機関)が「パンデミック(感染症の世界的流行)宣言」を公表した。(WHO 3/12)

新型コロナウイルス感染発生状況

国・地域 感染者数 死亡者数
中国 80,813人 3,176人
香港 131人 3人
日本 675人 19人
韓国 7,979人 67人
シンガポール 178人 0人
マレーシア 158人 0人
豪州 128人 4人
米国 1,663人 40人
カナダ 138人 1人
フランス 2,876人 61人
ドイツ 2,369人 5人
イタリア 12,839人 1,016人
英国 590人 8人
スウェーデン 620人 1人
スペイン 2,950人 84人
ベルギー 399人 3人
イラン 10,075人 429人
イスラエル 131人 0人
バーレーン 195人 0人
オーストリア 361人 1人
スイス 857人 6人
ノルウェー 621人 0人
デンマーク 617人 0人
オランダ 614人 5人
アイスランド 103人 0人
カタール 262人 0人
(令和2年3月13日12時現在:内閣官房公表数値より)


2020東京オリンピック開催までの道筋

これまで巨額を投じて準備を進めてきた東京オリンピックが、あっさり中止や延期となってしまうことは開催地としては許容しがたいことであろう。
いずれにせよ、新型コロナウイルスの影響が早期に収束し、予定通りオリンピックが開催可能となることが望ましいことは言うまでもないが、今のところその道筋は大変難しい局面を迎えていると考えざるを得ない。





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